心霊学研究所
スピリチュアリズムQ&A
('03.01.27作成)

スピリチュアリズムQ&A(16)


 

シルバーバーチがいつか本名を明かすと言ったのは間違いの証?

シルバーバーチは地上時代の本名を一度も明かさなかったそうですが、しかし本名を聞かれて次のように答えたこともあるそうです。
「いずれ明かす日も来るでしょうが、わたし個人のことよりも、わたしが語る内容の方が大切です」
いずれ明かすと言っているんですよね? それなのに一度も言わないまま霊媒のバーバネルが亡くなったということは----つまりシルバーバーチも間違いを犯すこともあるということではないでしょうか?

 


 

“この世で”“バーバネルを通じて”明かすとは一言も言っていないはずです。

もちろんシルバーバーチだって大霊(神)ではありませんから間違いを犯すことはあるでしょう。しかし我々が手に入れられる(本で読んだ)範囲では、シルバーバーチが間違えたと考えざるを得ないような箇所は一つもありません。

これは本Q&A前項の「高級霊が地上時代の名前を言わない理由」が理解できていれば出てこない疑問でしょう。シルバーバーチが「いずれ明かす日も来るでしょう」と述べた時、その前提には当然“それを聞く人たちが「わたし個人のこと」に惑わされて「わたしが語る内容」をおろそかにしたりしない霊性を身につけていれば”という必要条件があったはずです。

果たして現在の私たちがその必要条件を満たしているでしょうか? 一部には満たしている人もいるかもしれません。しかし仮にシルバーバーチが地上時代に有名人だったとしたら……これからシルバーバーチの霊訓と出会う多くの人たち、まだ出会っていない人たちのほとんどは、その名前に惑わされてしまうでしょう。そのようなことが有り得る限り、シルバーバーチの地上時代の名前がこの世で明かされることは“絶対に有り得ない”と断言して良いと思います。

また上記シルバーバーチの言葉には、バーバネルを通じて明かすとも、この世で明かすとも一言も入っていません。ある程度、霊的真理を理解している人であれば、これを読んだ瞬間に「ああ、霊界で明かされるのだろうな」と理解する性質のものではないでしょうか?
(少なくとも私はそのように読み取って、今まで何の疑問も感じていませんでした)

 


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