心霊学研究所
Silver Birch Companion
'04.07.21作成

Silver Birch Companion(27)


 

 霊媒現象はすべて霊界と地上界との意識的な協力関係で行われます。無意識のうちに潜在意識が一時的に使用されるケースがないわけではありませんが、支配霊と霊媒という関係で本格的な霊的交信の仕事をするとなると、その関係は意識的なものでなければなりません。つまり霊媒現象に関係するあらゆる機構に、霊媒が進んで参加することが必要となります。

『古代霊シルバーバーチ 不滅の真理』近藤千雄訳・ハート出版刊(P.75)

 

このシルバーバーチの言葉から、霊界が霊媒を、単に「交信のために必要な機械」として使っているのではなく、互いに尊重し、協力し合うパートナーと考えていることが分かると思います。

昔には、霊界と交信する機械が研究されていたこともあったようですが、それが無理であるというのは----科学力が追いついていなかったという事ももちろんあるでしょうが----やはり霊界と霊媒との協調と調和のないところで両界を繋ぐというのが、本質的に無理があったということでしょう。百歩譲ってメッセージのカケラぐらいは届けられるかも知れませんが、機械という小さな器には霊的な要素は入り切りません。小さすぎる器に大きすぎる物(霊からのメッセージ)を押し込めたら、おそらく歪んでしまうことでしょう。

実際、シルバーバーチも不可能と太鼓判を押している通り、霊と地上との媒介は機械には出来ないということです。調和と愛の無いところに、高級霊界からのメッセージは届き得ないのです。

……いや、中には霊媒や地上の人間を下僕のように考えている霊の通信があるらしいことは承知していますよ(-_-;。調和も愛も強調も無く、霊媒は単なる道具(機械)程度にしか扱わない霊の通信……その内容を検討してみれば、ああ、やはりその程度の内容だよね、という(苦笑)。

 


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