心霊学研究所
Silver Birch Companion

Silver Birch Companion(7)


 

「樹木も花も、山も梅も、小烏も動物も、野原も小川も、その美しさを謳歌するこれからの夏を満喫なさってください。神を讃えましょう。神がその大自然の無限の変化に富む美しさをもたらしてくださっているのです。その内側で働いている神の力との交わりを求めましょう。森の静けさの中に、その風のささやきの中に、小のさえずりの中に、風に揺れる松の枝に、寄せては返す潮の流れに、花の香に、虫の音に、神の存在を見出しましょう。」

『古代霊シルバーバーチ 不滅の真理』近藤千雄訳・ハート出版刊(P.36)

 

 本当に大切なことは、宗教の儀式や書物の中にあるのではない。水晶のペンダントや前世の記憶も必要ない。ましてや、印鑑やツボが必要なハズはないのだ(笑)
 それらが本当に必要で、欠くべからざるものならば……そして“神”が本当に存在するならば、生まれるときから両手に抱えて一緒に出てくるハズだ。(なんて、ちょっと無茶な事言ってる?)

 僕たちが目を向けるべきなのは、目の前にある現実。遠いところに求めるまでもなく、既に我々の目の前に存在する、リアルな現実だ。……道端の草花、川のせせらぎ、頬を撫でる風、迷い込んだ子猫。

 そして、あなた……。

初出:Nifty-Serve FARION『心霊学研究所』(11/03/96)


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