心霊学研究所

心霊学研究所のご案内
(Niftyの会議室時代の開設挨拶を一部修正)

 


【あなたとは何か】

       あなたとは何でしょうか
       なんのために生まれてきたのでしょうか
       死んだらどうなるのでしょうか

 

 スピリチュアリズム。それは1848年3月31日、アメリカの片田舎ハイズビルの、一軒の家で起こった出来事をきっかけに始まりました。
 フォックス一家は、その家に引っ越して以来、奇妙な叩音(ラップ音)現象に悩まされていました。そしてその日、娘の一人が、音のした辺りに話しかけてみると、驚いたことに叩音による答えが返ってきたのです。
 その叩音と話をしてみると、彼は数年前にその家で殺された行商人であり、地下に死体を埋められたという事が分かりました。ためしに地下室を掘り返してみると、果たして、叩音---霊---の言ったとおりの場所から、人骨の一部と頭髪が出てきたのでした。

 霊との交信に成功したといううわさは、瞬く間に全米に広がり、霊的現象に対する関心も高まっていきました。雨後のタケノコのように、あちらこちらに霊能者・霊媒があらわれ、同時に、心霊現象を科学的に研究しようという気運も高まってきました。
 当時の一流の科学者や識者が、心霊現象の科学的調査・研究に乗り出し、『心霊研究(Psychical research)』が始まりました。

 その結果、霊が実在するらしいということが分かると、「それならば人間は、どのように生きるべきなのか。」という、精神的な事を考える人も出てきました。人々は、霊媒を通して語りかける霊の言葉に、それまでの全ての宗教が内包していたはずの霊的真理が輝いていることを発見しました。その時、心霊研究に基づいた霊的な人生哲学----スピリチュアリズム(Spiritualism)----が始まったのです。

 

 私たちはスピリチュアリズムによって“死”の先に、もう一つの“生”があることを知りました。この世から去った友人や肉親が、今も“生きて”いることを知りました。そして、霊的な世界の先達の説く『霊的真理』と出会うことができました。
 それは、W・S・モーゼスによるインペレーター霊団の『霊訓』であり、G・V・オーエンの『ベールの彼方の生活』であり、G・カミンズによるフレデリック・マイヤーズ霊の『永遠の大道』などでした。

 その中でも、霊言の“質”“量”そしてこの世に出現した“期間”の全てにおいて、もっとも充実しているのが、モーリス・バーバネルを霊媒として出ていた古代霊シルバーバーチでしょう。「ダイヤモンドの輝きを持つ」と言われる、珠玉の霊訓です。
 当『心霊学研究所』では、シルバーバーチを中心に、スピリチュアリズム----ひいては霊的事柄全般を扱っていきたいと思っています。と言うと堅苦しい感じがしますが、シルバーバーチの霊言は、決して難しいものではありません。むしろ、誰にも分かる言葉で、人間として生きていく上で当たり前のことばかり語っています。

 我々もその線で、日常の徒然も織りまぜ、気楽に語り合うことにしましょう。

 

初出:Nifty-Serve FARION『心霊学研究所』(11/01/95)


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