心霊学研究所
『ジャック・ウェバーの霊現象』
ハリー・エドワーズ著/近藤千雄訳
('00.12.18登録)
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本章では英国の二大心霊紙サイキック・ニューズとツーワールズから関連記事を抜粋して紹介しておく。
「バーミンガムにおける実験会で二六本のバラの花が引き寄せられ二六人の列席者に一本ずつ配られた。ドアも窓も閉め切ったままだった。(出席者が二六人であることは花が配られるまで分からなかった)」 サイキック・ニューズ一九三九・七・八付
「バークベックにおける実験会で珍しい現象が見られた。カギをかけたピアノの蓋の上に水の入ったボールを置き、レコードプレーヤーのキャビネットの上には水差しを置いておいた。しかも両方とも霊媒からはるか手の届かない位置にあったにもかかわらず、ウェバーの背後霊はちゃんとそのプレーヤーのターンテーブルにレコードを置いでその曲をかけ、ピアノも弾いてみせた」 同前
「他界した数人の知人が列席者に名前を呼んで話しかけ、一人一人が生前の間柄を正確に述べた。 二度目に出席したとき私は母親を連れて行った。そのことはウェバー氏には内緒にしておいた。にもかかわらず他界した父が生前と同じ呼び方で母に話しかけた。その声といい物の言い方といい、間違いなく生前の父のそれであった。それがあまりに歴然としていたので、それまで懐疑的だった母も即座に父であることを認めた」 ツーワールズ一九三九・三・三付
「その日、霊媒を縛ったのは郵便局の技術師だった。(中略)幼くして死んだ私の息子が話しかけて来た。メガホンは使ったり使わなかったりだった。そのあと私の顔から五インチも離れていないところに物質化して出て来て(中略)ママに話したいことがあると言ってから“瓶《ビン》”の話を持ち出した。 “何の瓶?”と妻が聞くと “憶えてないの? 枢の中のボクの手に握らせたじゃない?”と言った。 それを聞いて妻はどっと泣きくずれた。そこで私が “その時どこにいたの?”と聞くと “ママのそばに立っていたよ”と言った。 瓶のことは私は知らなかったので、あとで妻に聞いたところ、葬儀の前の日に香りの瓶を握らせたとのことだった」 同前
「……ウェバー氏の椅子からかなり離れたところで浮いているメガホンで話しかけて来た声が他界した父であることは疑いなかった……。父の声には特徴があり、間違えることはまずなかった。三つの大学で教えた知的職業人であり教養人であった。それが言葉にも声にもしゃべり方にも抑揚にもはっきりと出ていた。それにひきかえウェバー氏は肉体労働者のしゃべり方であり、田舎くさいところがあった」 同前
「ブラック・クラウドが霊媒を分解してみせると言った。すると赤色光の中で私たちが見ている目の前で、霊媒の頭部と腕と手が消えて無くなり、椅子にはただ衣服だけが残っていた。その状態が約一分間続いた。そして、みんなが見守る中で、その消えた部分がみるみる現われてきた」 同前 |